この世に偶然はない? 自然界の不思議な法則『フラクタル』について考えてみました。
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皆さま『フラクタル』という言葉はご存知でしょうか。
とりあえず知っている方も知らない方も、
まずは論より証拠という事で以下の画像をご覧ください
フラクタル図形(1)
フラクタル図形(2)
これが『フラクタル』、別名『自己相似形』というもので、
主に自然界に存在している不思議な法則です。
緑、青、赤でマーキングした場所を良くご覧になっていただくと、大きさの大小あれ、それぞれは同じ形状である事が見受けられます。
勘の良い方はお気づきの通り、「雪の結晶」などもこの類に当てはまるものかと思います。
雪の結晶
これは単なる偶然なのでしょうか?何か意味があるのでは?
そんな疑問から色々と調べていると面白い画像を見つけました。
【原子模型図】
これはすべての物質の源となる『原子』です。
人体を形作る細胞もこの『原子』により構成されています。原子の周りを電子が回っています。
良く見てくださいこれ、何かに似ていると思いません?
そうです。惑星とその軌道にそっくりですね。
ミクロで見た『原子』はマクロで見た『惑星』と酷似した形であり、これは
先に説明をした自己相似形(フラクタル)と言ってもいいのではと思います。
つまり
「人間は宇宙を構成する惑星と相似形」
所謂
「宇宙の一部」である事が原子の形状から証明されたという事に他なりません。
ここでかの有名なアインシュタインの言葉を引用させていただくと、
人間は、私たちが「宇宙」と呼ぶ完全体の一部、すなわち時間と空間を限定された一部である。
人間は自分自身を、そして自分の思考や感情を、他と切り離されたものとして体験する。
それは意識のうえで、いわば視覚的錯覚が起こっているからである。
私たちはこの錯覚という監獄に閉じ込められているせいで、個人的な判断しかできなくなり、周りの少数の人間しか愛せなくなっている。
この監獄を抜け出し、思いやりの輪を広げ、あらゆる生物と美しいままの自然を包み込んでいくこと、それが私たちに課せられた仕事である。
『人間は自分自身を、そして自分の思考や感情を、他と切り離されたものとして体験する。』
とあります。つまりアインシュタインは思考や感情も個々固有のものではなく、
あくまでも『そう思わされているだけ』と言っているのです。
常識を根底から覆す論理のため、いささかすぐに受け入れられるような話ではないですが、
思考や感情さえも、『何か大きなものの一部』であるということなのかもしれません。
ここまで考えると、『自我とは?』『自由意思は存在するのか?』というもっとマニアックな方面に話を進めなければならないため今日はこの辺で終わります。
※余談ですが、株価のチャートもフラクタル(部分と全体の一致性)が見られるようです。この辺はまた詳細が解れば報告いたします。
最後までお読みいただきましてありがとうございました!
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